先生達とルームシェア!?
「ほんまに家まで送らんで大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
「気ぃつけて帰るんやで」
「ありがと、じゃーね!」
家まで送るよ、と言い張る彼を断って駅で、手を振ってさよならをする。
それにしても不思議な人だったなぁ。
でも…お母さんが亡くなったって、大変だろうな。
あたしも両親いないからなんとなくわかる。
これでお別れなんてちょっと寂しい感じ。
ケータイを開くと、不在着信が2件とメール1件。
どちらも蒼太からだった。
メールの内容は、戻ってこないならもう帰るから、と言うのと、気を付けろよ、ってことだった。
そういえば、蒼太を置いて走ってきちゃったんだよね。
ちょっと悪いことしたな…
新学期に謝ろうっと。