先生達とルームシェア!?
「……で、なんであたしの部屋にいるわけ!?」
「ええやんええやん、みんな相手してくれへんねんもん」
時間は過ぎて、あたしは部屋でゴロゴロしていた。
いつもは一人のこの部屋に、なぜか長瀬くんが居座っちゃってて。
「長瀬くん、なんで家出したの?」
ふと、疑問に思ったことを聞いてみた。
「透って呼んで?」
「へっ?」
全く答えとは違う言葉が返ってきて、あたしはすっとんきょうな声を出してしまう。
「ほら、透って」
「なんで…」
「透くん、でもええで?」
「じゃあ…透くんで…」
ひゃっほーい!と透くんは手をあげて喜ぶ。
「だって、龍にぃと苗字一緒やし、ややこしいやろ?」
「それもそうだね」
だめだ、あたし透くんのペースに完全に流されてる気がする。