先生達とルームシェア!?



―何あのかっこいい人…あんな人いたっけ?―

―転校生らしいよ―

―隣の子誰?一緒に登校してくるなんて、転校生に手出すの早いのね―


うぅ…
聞こえてます、聞こえてますよ。

仕方ないじゃない、同じ家から登校してるんだから一緒に学校に来ちゃうのは!

…なんて、言えるはずもないけど。

かっこいいと言われている張本人をチラッと見るけど、何も聞こえないというように清々しく歩いてる。


「ん?なんや?」


こそっと見たはずがバレていたようで、首を傾げられた。

こうやってみると、ほんと美形。
長瀬家はどうなってるんだか。

それにしてもほんとに周りの人の声とか聞こえないのかな…


「なーんにもっ」

「そーか?」

「うん!早く行こ!」


周りの声は気にしない、周りに振り回されない。

よしっ!


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