先生達とルームシェア!?
「わかった、買い出しいくよ」
そういうと、ニッコリ微笑まれた。
「おい、ほんとに行くのかよ」
「だって、役割当たってないのはほんとだし」
「だからって、お前二人っきりになるだろが」
話が次々進んでいくのに、何が気に食わないのか、後ろの蒼太が機嫌悪そうに聞いてくる。
蒼太ってば今朝のことまだ怒ってるの?
そういえば、いつもこういう話になると、みんなの中心になる蒼太なのに、今日は静か。
透くんがそういう立場になったってのもあるんだろうけど、明らかに機嫌が悪いもん。
「あのー!」
そんなとき、蒼太は急に大きな声を出した。
みんなの視線が蒼太に集まる。
チラッとあたしのことを見る蒼太は、徐にあたしの手を掴んで高くに挙げた。
「な、なに!?」
「俺ら、衣装係やりまーす」
「はっ!?」
何言ってるの!?あたしさっき買い出しって決まったんだけど!?
しかも今その話してたよね!?