先生達とルームシェア!?
「桃花が、あたしとたっくんが仲良いって言うんだ。そこから、あたしはたっくんが好きってことになっちゃったけど、変に否定するよりもいいかなって」
「なんでだよ?」
「だって、その方がバレないでしょ?一緒に住んでることがバレちゃったら全部がおしまいだもん」
今の生活がなくなるなんてあり得ない。
この幸せを続けたいから。
「あたしは…友達を騙してまで自分の幸せを守ったの…最低だよね……」
「瑞希…」
「いずみん、騙すって胸が苦しいね」
ハハッと笑ってみたけど、やっぱり胸の苦しさは晴れなかった。
そのとき…
ーギュッ
いずみんの手が伸びてきて、あたしを抱き締めた。
突然のことに驚くも、あたしは抵抗することなくいずみんの服の裾を掴んでた。
「泣くなよ…」
そう言われて、初めて自分が泣いてることに気づいた。
「…ごめんな」
「違う、いずみんは何も悪くないよ!」
あたしはそう言うけど、いずみんは何回もごめん、と呟いた。