先生達とルームシェア!?
訳もなく会いたくなったり、他の人と仲良くしてるの見たらモヤモヤしたり、触れたくて触れられたくて、いつも一緒にいたいと思ったり……
「はぁ~…」
「またタメ息」
「あ、龍ちゃん」
その日の夜、自分の部屋からリビングに降りると龍ちゃんが本を読んでいた。
「へこたれないんじゃなかったの」
「考えれば考えるほどわかんなくなってって…」
龍ちゃんの座ってるソファーの隣に私も座った。
龍ちゃんは持っていた本を、パタンと閉じると私の顔を覗き込んだ。
それから、優しく私の頭をゆっくり撫でる。
ジッと目を見つめられて、恥ずかしくなった私は無意識に俯いてしまう。
「瑞季」
「えっ…」
名前を呼ばれ、私が顔を上げたそのとき―…
―チュッ
触れたかどうかもわからないような、そんな優しいキス。
………キス?
「り、りりり龍ちゃんっっ!?」
驚き戸惑ってる私とは違って、龍ちゃんは真剣な目をしていた。