先生達とルームシェア!?
これが恋?
次に目が覚めたときには、私は保健室のベッドの上だった。
「瑞季ちゃん……」
ずっとついててくれたのか、側には透くんがいた。
「俺、龍にぃ呼んでくる」
透くんがカーテンから出て行くとすぐに龍ちゃんが来た。
「…帰ろうか。」
「うん…」
自分の発する声が震えてる。きっと体も震えてるんだろう。
三人で龍ちゃんの車まで行く。
「じゃあ、俺道ちゃうし帰るわ。瑞季ちゃんまた。」
「うん…あ、ありがと…」
私が無理に笑うと透くんは苦しそうな顔をする。
ごめんね…
そのまま車はゆっくり家に向かって走った。
途中私の震える手を龍ちゃんが握ってくれたけど、私が過剰に反応したからかすぐに離された。
違う、龍ちゃんは怖くないはずなのに…
私は龍ちゃんに触れられたいよ。怖くないよ。
ねぇ龍ちゃん、なんでそんなに悲しそうな顔するの…
そのままお互い何も話さず、何もせずに家についた。