先生達とルームシェア!?
「和田先生のバカー!」
「あ、やっべー!もうこんな時間!」
あたしの言葉には目もくれず、ドタバタと自分の部屋に戻っていった和田先生。
ほんとに泉は…と苦笑いしながら食器を洗おうとする東城先生に声をかけた。
「食器、あたしが洗います!」
「え?」
「住ませてもらってる分、お手伝いさせてください」
なにもしないで住ませてもらうのは悪いよね。
それに先生って生徒より早く行かなきゃいけないだろうし…
東城先生は、じゃあお願いします、と言ってニコッと笑った。
そんなあたし達の横を、長瀬先生は手に持った鍵をチャリンッといわせながら玄関へ向かった。
車の鍵かな?
長瀬先生って車なんか乗るんだ…
きっとかっこいいんだろうなぁ、なんて考えながら食器を洗い出した。