先生達とルームシェア!?



サッカーにしか興味がない馬鹿。
まさにサッカー少年って感じの短髪の馬鹿。
そして馬鹿。アンド馬鹿。さらに馬鹿。
とにかく、馬鹿。

とか言ってるけど、2年になってから、こいつがいなかったらほんとに一人ぼっちだったから、少しだけ感謝してるんだ。
絶対言ってやんないけどね。


「あれ?吉谷なに持ってんの?」


手に持っていた鍵を指差され、慌ててギュッと握り隠す。


「え!なんだよ、隠すなよ!」

「うるさい、あっちいけ」

「それ貸せよ!」


あたしの手を掴んで、鍵を取ろうとする蒼太。

隠す意味はないけど、なんかね。
いろいろ聞かれるとめんどくさいし!


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