先生達とルームシェア!?
「とにかく、危ないから早く家に帰りなさい」
「あたしに家はないです」
「そんなワガママ言ってないで!お家の方も心配するでしょう?」
あぁ、鬱陶しい…!
ほっといてくれればいいじゃない!
「お家の人に連絡してあげるから、連絡先を…っ」
「あたしには家族も家も何もかもないんです!何も知らないのに勝手なこと言わないでよ!」
大声で言ったせいか、勢いのせいか、はぁはぁと肩で息をする。
先生は驚いたような顔をして目を泳がせた。
「先生こそもう行ってくださいよ」
「…そこまで言うなら」
良かった、先生意外にわかってくれる人で。