先生達とルームシェア!?
「拓海っち!おかえり!ビールちゃんと忘れず買ってきた?」
部屋に入った瞬間そんな声が聞こえてきた。
扉の向こうには二人の男性がいた。
東城先生に問いかけた一人は、テレビの前のソファーに座ってテレビに視線に向けたまま。
もう一人はダイニングテーブルのところで本を読んでいた。
あたしがいること気づいてないのかな?
そりゃ急に知らない人が家にくるなんて思わないよね…
「二人とも話があるんだ」
東城先生がそういうと、テレビを見ていた人が振り返った。
「拓海っち、そんな真剣な声して、どうし…っ!!!」
「えっ!?」
あたしが驚きで声を上げたからか、本を読んでいた人もこっちに向いた。
でも、チラッと見ただけでまた静かに本を読み出した。