先生達とルームシェア!?
第三章
チャラ男のメール
「みーずっきちゃん!」
風邪も無事治り、あれから2週間くらいたった。
龍ちゃんとも、あれからは全く何もなく、以前と変わらない感じ。
体育祭は6クラス中3位と、微妙な順位で終わったらしい。
そして今は特にいつもと変わりない、まったりゆったりした休み時間。
目の前にはピョンピョンと跳び跳ねる桃花と、隣でそれを見てる千明。
「瑞希ちゃん、次移動だよ!行こっ!」
「うん、行こー♪」
そう言って、机から教科書などを用意すると、三人で移動教室へ向かった。
途中の廊下を歩いていて、角を曲がったとき
―ドンッ
向こうからきた誰かとぶつかった。
「あっ、ごめんなさい!」
パッと離れて目の前の長身の人を見上げる。