先生達とルームシェア!?
「お前、図書室なんかくるような真面目ちゃんだっけ?」
「いや、奏太に図書委員交代頼まれて…和田先生こそよく図書室くるの?」
いずみんは、一人で何かを思い出したように、あぁと声を出した。
「桐原が言ってたのお前か。俺、図書委員担当の先生だから」
「え?」
「じゃあビシバシ働いてもらうぞー」
いずみんに腕を捕まれ、またパソコンの前に戻される。
奥の部屋に入って行ったいずみんは、大量の本を持って帰ってくる。
「これ全部、番号が一緒の本棚に立てといて」
う、嘘でしょ…これ全部?
いずみんも手伝ってくれるんだよね…?という意味を込めていずみんを見るけど、いずみんは清々しい笑顔をあたしに向けるだけで。
「俺、今から大事な会議なんだよなぁ…」
手伝ってやりたいのはやまやまなんだけどぉーと、心にもないことを言ってるいずみんを睨む。