先生達とルームシェア!?
有内くんに身長を馬鹿にされながら本を片付けた。
「ふぅ~」
「やっと終わったな…」
「疲れたぁー」
二人同時にヘナヘナと本棚の前に座り込んだ。
すべて終わった今、外はもう夕焼けが半分沈む頃。
図書室にいた人はみんな帰ってしまい、今はあたしと有内くんだけ。
二人きり…そう意識してしまうと、なんとなく沈黙が気まずい。
「あ…そういえば、今日はどうしたの?」
「あ?あぁ…」
有内くんは、ポリポリと頭をかいた。
「あのな…ずっと言おうと思ってたんだけど」
「う、うん?」
「俺、お前が好きなんだ」
「………え?」
お前が好き?
あたしのことが…好き?