先生達とルームシェア!?
「……ほんとにそう思ってるわけ?」
気づけば両手首をいずみんに掴まれ、その手を本棚に押し付けてあたしの顔を覗いた。
…というより、睨んだ。
鋭い視線にゾクッとする。
「や…ちょっと、いずみん…!」
「ほら、なんとかしてみろよ」
低い声に驚く。
いつもの能天気さはなく、真面目ないずみん。
あたしは必死に逃げようとするけど、押さえられた腕は全く動かない。
足の間には、いずみんの足があって全く逃げられない。
そんなあたしを眺めると、いずみんはフッと鼻で笑って、耳元に口を寄せた。
「男と二人きりになるなって言ったよな?俺だって男なんだけど?」
そう、小さく色っぽく囁いた。
「だって…そんな……」
「めちゃくちゃにしてやろーか」
「い、ずみん…待って…」
囁く度に息が耳に当たって、力が入らなくなる。