先生達とルームシェア!?
第四章

謎の名前




その日を境に、いずみんとは気まずくなり、なんて言うことはなく今まで通りの日々を過ごした。
有内くんとも会うことも、連絡することもなくあの出来事は謎のまま。

そして今日は夏休み前日。

狭い体育館に全校生徒が集まりかなり暑苦しい。


「皆さん、明日からは夏休みですが…」


校長先生の長い話は聞き流しながら、あたしはそわそわしていた。
いつもブレザーの右ポケットにいれてある家の鍵が、気づくとなくなっていた。

どこかで落とした…?
昨日まではあったはずなのに。
鍵なんてなくしたら大変!

放課後になったら校内を探しにいこう。
早く終わらないかなぁ。

数十分たつころには、もう教室に戻ってHRをしていた。
たっくんがいろんなプリントを配ったりしていて忙しそうなとき、あたしは肩をポンポンと叩かれ振り向いた。


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