青い空の向こうに
少しずつではあるが、冷静になってきた頭で考える。
いくら中学の吹奏楽部が嫌な部だったとしても、私がすぐに部活を辞めてしまったことに変わりはない。
そんな私に、野球部なんて大変そうな部活を続けられるのかな、って…。
「…不安?」
私の意図を汲み取ってか、先輩は眉を下げて聞いてくる。
私は戸惑いながら答える。
「…はい…。マネージャーなんてやったこともないですし…。」
それに、続けられるかもわからないし…。
…って言葉は飲み込む。
先輩は少し考える素振りを見せ…
「…そうか。でもお前にやってほしい。」
…え?
私、に…?