青い空の向こうに
…あ、私に言ってるんだよね?
彼の顔があまりに整っていたから、思わず見とれてしまっていたことに慌てて気づく。
「あっ、ア、雨宮 さくら(アマミヤ サクラ)です!よろしくお願いシマス…」
あー、もう最悪!
最後、口ごもっちゃったから聞き取れてないかもしれないよね?
自己紹介もちゃんと出来ないなんて恥ずかしい…。
「あはは、なんで敬語?…こちらこそよろしく。俺のことは海斗でいいからさ。君はさくら、でいいかな?」
ドキッ