青い空の向こうに



「そうなんだ。バスケなんて凄いね!」



海斗の醸し出す爽やかな空気感に、平常心を取り戻してきていた私は、にっこり微笑んでそう言った、だけなのに…




「……」



海斗は黙ってしまった。



不安になって海斗の顔を覗き込むと…






…心無しか頬がうっすら赤く染まっているように見えた。








そんな私たちのやり取りを遮ったのは。





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