お嬢×ヤンキーの関係☆
だから、あたしは麗奈が大好きだ。
「それはそうと、放課後さ、あたしに付き合ってくんない?」
茶色く痛んだ髪をクルクルと弄ぶ麗奈。
それが似合ってる。
でも、放課後ッてなんだ?
何かあるのか?
まぁ、麗奈の事だから、危険な事では無いはず。…多分。
「やだ、変なことじゃないよ?
ただ単に、買い物に付き合って欲しいだけよ。」
ニコリと綺麗に笑われると、断れないし。
久しぶりの麗奈との放課後デートだから、断りたくないし。
「良いわよ。」
だから、こう答えるしか無いよね。