お嬢×ヤンキーの関係☆
照れてるのか、いつもより少し小さい声で話す麗奈は、かなりレアだからチョット嬉しかったり。
「チョット!何ニヤニヤしてんのよ!」
「うひひ、べーつにー?」
そう良いながらもニヤニヤしてしまうあたし。
やべ、顔に出てたか。
気をとりなおして、
肉じゃがの材料をあたしは慣れた手付きで慎重に見ていく。
でも麗奈はたまに、
「あー!チョット!麗奈!
こんなの肉じゃがに入れないから!
ッて、高ッ!
どっからンなモン持ってきたの?!」
「え、松茸入れないの?
国産だよ、足の裏の臭いがするよ、
いい匂いだよ。」
「いや、足の裏の臭いは臭いから‼
てか高すぎ!棚に戻してくるんだ!」
ビシッと松茸の売っていた方向に指を指すと、珍しくあたしの言うことを聞いて麗奈は、松茸を戻しに行った。
はぁ、金銭感覚が違う…
いくらお金持ちだからって、ばんばか買うわけじゃないんだよ?!
金持ちのクセにケチくせぇ、
とか思うかもしれないけど!
あたしは普通の女子高校生のように過ごすのが夢なんだからな!
だから一生懸命雑誌を読んで女子高校生を勉強。