お嬢×ヤンキーの関係☆
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「え、えぇ?!嘘でしょ?!」
ある放課後。
麗奈の言葉にあたしは驚愕した。
「クラブ行こっかー!」
はぁぁあ?!
何その「アイス食べよっかー!」
みたいなノリ!
いやいやいや!
「く、クラブ?!あ、あのテニスとかバスケとかの…」
「馬鹿じゃないの?
ダンシングの方に決まってるでしょっ!」
当たり前でしょ、と、ドヤ顔で話す麗奈にあたしはついていけない。
クラブでしょ?!
未成年無理ですよね?!
あたし踊れないし!
まずあたしみたいなヤツがクラブなんて大人な処、行っても良いのか?!
いや、駄目だ!
きっとついていけない!
「れ、麗奈!
あたしダンシングも出来ないし!
無理だ!
まずあたしみたいなヤツが行ったら間違いなく浮くわ!」
必死に訴えかけるあたし。
そりゃね!
メイクは正直得意だよ!
女の子だもの!
でも派手なのは出来ないし!
服も実はお母さん達に内緒で麗奈と、
派手な服ちょこちょこ買ったりしてるけど!
でもイキナリそんな高難度なとこには行けない!
アタシマダマダCHICKENアルヨ!
でも麗奈は、
「大丈夫大丈夫!あたしがメイクしてあげるし!
未成年でも大丈夫なとこあたし知ってるし!」
任せろ!と、行く気満々でいる麗奈とは裏腹に、あたしの気分はズーン。