彼にはナイショ


「チハル…俺達いつになったら付き合える?」



アキラ君が時々見せる苦悩の顔が胸に痛い。



「ゴメンね…彼氏に逆らうと私、殴られる」



「俺が守るから…チハルに酷い事させないから…」



真剣な眼差しが向けられる。



「ゴメン…今はまだ勇気が無い…だけど私の心にはアキラ君しか居ないから」



「うん…チハルが勇気を出せる日までずっとずっと待つよ」



絶対だよ?約束だよ?と言う様に唇が重なる。



「チハル…大好きだよ」



アキラ君に囁かれる度に、彼に対する罪悪感も愛情も消えていく。





< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop