クールプリンスはあたしの旦那
こんな颯汰は珍しいし、
たぶん、風邪を引いたときくらいしかみれない。
あたしはそれに甘えて
一緒に寝ることにした。
───────
───
「藍佳…?」
あたしの上から聞こえる優しい声。
それで目が覚めた。
「あ、ごめん!」
起きあがってしたにいる颯汰をみると、
赤みが引いて楽になったみたいだ。
「ごはん、作らなきゃね」
あたしはお昼ご飯を作りに離れようとすると、
腕を掴んで離さない颯汰。
「どうかした?」
「う、ううん」
颯汰は覚えてないみたい。
あんなに、かわいい発言してたこと。
あたしのひとつの楽しみになった。