今日も今日とて暇だから。 ※暇なので彼らの過去話でも
*
4分かけて外から2階まで来た。
いやぁ、疲れた。
だって女子からの視線が痛すぎて痛すぎて………。
溜め息をついてから教室の戸に手をかける。音があまりせずに戸が開いた限り、立て付けがいいんだろう。
そのまま教室に入る。
黒板に貼ってある座席表を見ながら、俺はクラスの様子にも目を向ける。
さっそく友達をつくった奴。
自分の席で大人しくしている奴。
本を読んでいる奴。
それと……、
「ねぇ君っ、どこの中学から来たの?」
「………。」
「え、無視?無視ですか、オーイ……」
席に座って友達をつくろうとしない奴。
「うるさい」
4分かけて外から2階まで来た。
いやぁ、疲れた。
だって女子からの視線が痛すぎて痛すぎて………。
溜め息をついてから教室の戸に手をかける。音があまりせずに戸が開いた限り、立て付けがいいんだろう。
そのまま教室に入る。
黒板に貼ってある座席表を見ながら、俺はクラスの様子にも目を向ける。
さっそく友達をつくった奴。
自分の席で大人しくしている奴。
本を読んでいる奴。
それと……、
「ねぇ君っ、どこの中学から来たの?」
「………。」
「え、無視?無視ですか、オーイ……」
席に座って友達をつくろうとしない奴。
「うるさい」