今日も今日とて暇だから。 ※暇なので彼らの過去話でも

冷たく言い放たれた声で、クラスが静かになる。


「えっ、えと……君クールだねっ。あ、俺の名前は【鶴崇　伍希】ｰﾂﾙﾀｶ　ｲﾂｷｰ　って言うんだ。君の名前は…」

「だから、うるさい」

「…………。」


なんなんだアイツは…。

イツキ君の顔も見ずにそう言い放つソイツに、クラス全員が注目した。


「え、えと……」

「もう他に言うことがないなら、どこかに行けばいい。アンタと馴れ合うつもりなど毛頭ない」


ツーンとした態度でそっぽを向くソイツに、イツキ君はまだ諦めてないようで……