今日も今日とて暇だから。    ※暇なので彼らの過去話でも
そりゃぁ、机の下から足は見えるけど、初対面で足から見るやつはまず滅多にいないだろ?


とにかく、だ。

立ち上がって自分が学生ズボンをはいている事を見せつけると、ツンツン……じゃねェ。

如月君は席に座った。

まだ驚いて固まっているイツキ君を横目に、俺はもう一度座席表に目を通した。



「………ぁ」


小さくそう呟いた俺の声に、クラスの奴らがコッチを見てくる。

視線には慣れているので、俺は気にせず自分の席に向かう。

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