青空、ハレの日☆年中ハレバレ
ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ、という壮絶な音と共に瞬く間に投入された食材が砕かれて混ぜ合わさる。
程なくして、秘薬の影響だろうか、ゴボゴボゴボと泡立ち始めそれがミキサー内を充満していく。
「おぉぉ~~、なんか凄そうだね!」
期待に胸を膨らませる空兎の横でセレビアが何やら怪訝な表情をしている。
すなわち、「あれ? これ大丈夫かしら? まぁ、私が飲むわけじゃないからいいわよね」という心境だ。
そして、数分の時間が経過し、食材が砕けていく音が穏やかになってきた頃を見計らい、セレビアがミキサーを止めた。
シュワシュワァと泡が消えてくと、ドロドロとした赤紫色の液体が姿を見せた。
「・・・・・・さ、できたわよ」
妙な間を置いてセレビアが笑顔を見せると、空兎は嬉々としてそれをコップに注いだ。
「う~ん、なんか頭良くなりそうな感じするよ、これ! さっすが秘薬だね!」
空兎の辞書に「疑う」という文字はないようだ。
まずは匂い。
あれだけの材料を投入したにも関らず不思議とフルーティな香りが空兎の鼻腔を心地よくくすぐった。
「はぁ~、思わず飲みたくなるようないい匂いだね~」
まるで食虫植物に誘われる蝶のように、いい香り漂うものは美味しいものであるという本能に赴くままにそれを口にする。
次の瞬間、この世のものとは思えぬ形容し難い壮絶な味に空兎は断末魔の雄叫びを上げた。
近所迷惑、本日三度目である。
程なくして、秘薬の影響だろうか、ゴボゴボゴボと泡立ち始めそれがミキサー内を充満していく。
「おぉぉ~~、なんか凄そうだね!」
期待に胸を膨らませる空兎の横でセレビアが何やら怪訝な表情をしている。
すなわち、「あれ? これ大丈夫かしら? まぁ、私が飲むわけじゃないからいいわよね」という心境だ。
そして、数分の時間が経過し、食材が砕けていく音が穏やかになってきた頃を見計らい、セレビアがミキサーを止めた。
シュワシュワァと泡が消えてくと、ドロドロとした赤紫色の液体が姿を見せた。
「・・・・・・さ、できたわよ」
妙な間を置いてセレビアが笑顔を見せると、空兎は嬉々としてそれをコップに注いだ。
「う~ん、なんか頭良くなりそうな感じするよ、これ! さっすが秘薬だね!」
空兎の辞書に「疑う」という文字はないようだ。
まずは匂い。
あれだけの材料を投入したにも関らず不思議とフルーティな香りが空兎の鼻腔を心地よくくすぐった。
「はぁ~、思わず飲みたくなるようないい匂いだね~」
まるで食虫植物に誘われる蝶のように、いい香り漂うものは美味しいものであるという本能に赴くままにそれを口にする。
次の瞬間、この世のものとは思えぬ形容し難い壮絶な味に空兎は断末魔の雄叫びを上げた。
近所迷惑、本日三度目である。