キミのとなり
「…」
胸が痛くて痛くて涙が溢れて止まらない。
「その彼女…アイツの高校受験が終わってすぐ自分の部屋で首吊り自殺したんだ…。」
「苦しかったんだね…。」
胸が締め付けられて涙が止まらなくて声が震える。
「アイツさ…今でも言うんだよ…。」
「…」
「いじめられてるとき…助けてあげてれば…ひかりは死ななかったのにな…って…。」
涙がもっと溢れてくる。
「アイツ…自分自身にムカついてるけど、その彼女をいじめてた奴らにはもっとムカついてんだ…。いじめてたくせに、俺の前ではわざと泣いたフリして俺に同情してくるって…女は信用できないって…。」