わたしの珍しいアイドル恋愛事情
ある日、マネージャーの喜々子「ききこ」さんから、七原先生が、呼んでいた
と報告があったので、七原先生のオフィスへ向かった。
七原先生とは、私たち、「サキ」をつくった、プロデューサーだ。
私は、怒られると思い、びくびくしながら、
「失礼します。」
と言い、中へ入っていった。
「おお、やっと来たか、遅い。」
やさしい口ぶりでで言われた。
「すみません。」
「まぁ、今 回はいいだろう。」
なぜか、今の七原先生は、絶好調だ。
もしかして怒ってないのかなぁ?
不思議に思う私。
「あの、なんですか?」
「率直に聞くけど、真奈は、違う形で、もう一度、アイドルになりたくはないかい?。」
「は?何が言いたいかよくわからないんですけど・・。」
ついつい本音が出てしまうまう私。