わたしの珍しいアイドル恋愛事情



 そんなの、私の体が持たない!


 「サキのメンバーになんて言えば良いんですか、そうだっ、シグナのメンバーにも。」


 「秘密にしろ。」


 「っていうか、何で、断らなかったんですか?」


 「いいギャラが出るから。」


 お金のため?七原先生って、それなりにもらってるよね?



 「それに、真奈にもいい経験になると思ったから。」


 そんな事言われたら断れないじゃん・・


 
 「真奈、お前は今から3人の人になるんだ。

  一人目は木桜真奈、二人目はサキのまな、三人目はシグナの青木魁人
 
「あおきかいと」だ。」


 
 青木魁人・・・何か、ヤンキーっぽい


 
 「真奈、これはプロデューサーとしての命令だ。」


 これは、断っても絶対断りきれないな・・・・



 「分かりました。やらせていただきます。」



 「そうか、じゃあ早速行くぞ。準備しろ。」



  この時の七原先生は、今まで見た中で、一番


 楽しそうだった。私は何を考えているかがまったく予想つかなかった。


 


 


  













         

 


 
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