君の字 <<==短編==>>
3年生になって俺達は別々のクラスになった。
俺は1組、那緒は7組だった。
だから当然休み時間にすれ違うことさえなかった。
それが、とても寂しかった。
もう、授業中に目があうこともない。
からかうことも、そして会話することも、もう不可能なことなのに。
なのに俺は、那緒と同じクラスになりたかった。
俺は1組、那緒は7組だった。
だから当然休み時間にすれ違うことさえなかった。
それが、とても寂しかった。
もう、授業中に目があうこともない。
からかうことも、そして会話することも、もう不可能なことなのに。
なのに俺は、那緒と同じクラスになりたかった。