双子の姉妹の マキとマイ
それだけ言い残して、女の子は試合に戻って行った。


………確かに、私が悪かったな。


次の試合にでる予定は無いし、コートにいたら邪魔だもんね。


私はコートから出て、壁際にもたれかかって座った。


コツンッ。


私の頭を誰かがノックした。


「ん?」


私はおかしいなと思って、横を向いた。


「宙!?」


そこにいたのはさっきまで、試合をしていた宙だ。


な、な、なんで!?


試合してたんじゃないの!?


私はちょっとうろたえながら言った。


「な、なんで!?宙、試合してたんじゃ……」


「響夏がマキ姉さんのところから帰ってきたから、かわってもらった」


あ、なるほど〜!
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