双子の姉妹の マキとマイ
「いやぁ、1人で楽しそうだなって思って。俺らと遊ぼうよ?」
………こいつら。
あまり、よろしくはない連中だな。
私はキッと睨むと、取り囲まれた隙間を通るようにしながら、言った。
「結構よ。あいにく、あなたたちの相手をしているほど、私は暇ではないの」
「おっと!!少しくらいならいいじゃんか?」
私は手首を、強く握られた。
「いっ………た…」
ニヤニヤしながら男たちは、私の肩をつかんだ。
「な?……いいだろ?」
私の手首と肩をつかんだ手に、力が入った。
痛い!!
「放して!!痛い!!」
私はふりほどこうと、もがいた。
「そう言わずに。おとなしくするんなら、放してあげてもいいけど〜?」
カチンッ。
この男のニヤニヤ顔と、話し方がムカつく。
パンッッッ!!