双子の姉妹の マキとマイ

「いやぁ、1人で楽しそうだなって思って。俺らと遊ぼうよ?」


………こいつら。
あまり、よろしくはない連中だな。


私はキッと睨むと、取り囲まれた隙間を通るようにしながら、言った。


「結構よ。あいにく、あなたたちの相手をしているほど、私は暇ではないの」


「おっと!!少しくらいならいいじゃんか?」
私は手首を、強く握られた。


「いっ………た…」


ニヤニヤしながら男たちは、私の肩をつかんだ。


「な?……いいだろ?」

私の手首と肩をつかんだ手に、力が入った。

痛い!!
「放して!!痛い!!」
私はふりほどこうと、もがいた。



「そう言わずに。おとなしくするんなら、放してあげてもいいけど〜?」



カチンッ。


この男のニヤニヤ顔と、話し方がムカつく。













パンッッッ!!
< 13 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop