双子の姉妹の マキとマイ
響夏は大人しくなって何も言わなくなった。


ふぅ……。


やっと諦めたわ。


私は少し響夏が可哀想になり、微笑みながら響夏の肩をポンポンとたたいた。


「響夏がなんで魔法使いになりたいのかは知らないけど、人間でもいいじゃな………………へ!?」


私は響夏の肩に触れていた手を、おもいきりつかまれた。


そしていつにもなく真剣な顔をした響夏が私を見る。



な、な、な、なんなの!?


もしかして、頭おかしくなっちゃった!?


いや、それはもとからだわ。


とにかく!!


いったいなんなのよ!?
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