双子の姉妹の マキとマイ
大切にしているこの世界の一員にいれるかいれないかを見極めることとなると、まさしく王の顔つきになる。



個人的なことならば、お父様も人間は嫌いではないのだけど、やはり魔界のこととなると……。



私が難しい顔をして立ち止まっていると。


大きな笛の音がした。


そしてこの会場のすべてを見下ろせる2階にいる、お父様とお母様が顔を見合わせた。


私は冷や汗を流す。


とうとう始まった。
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