双子の姉妹の マキとマイ
響夏は不思議そうに言った。


「そんな指輪があるってことは、よく人間が魔界人になるの?」


ん、まぁ、その考え方が妥当ね。


私はニコって笑って言った。


でもそんな指輪の作り方が本に載ってるんだから、響夏の考えが正しいのかもしれない。


でもこの指輪はそんなことのためにつくられてるんじゃない。



だって。





「これ。私の手作りよ」


ちょうど魔力の指輪を作る課題がでたから、どうせならっと思っていろいろとデザインを考え楽しみながら作って完成したのがこの指輪だ。



響夏はポカーンと口を開けた。



そしていきなり、私の肩をつかむと心底驚いたように言った。


「指輪ってつくれるの!?」
< 196 / 507 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop