双子の姉妹の マキとマイ
私は裏口に駆け込む。


すると響夏が私の腕を引っ張って言った。

「マキ、入口はあっちにあったよ?」


私は響夏に向き直りながら言った。


「あっちは一般公開。私は王族だから一般には公開されていない、展示物の並ぶブースに入れるの」


響夏はあまり理解してないらしく、首をかしげる。


あー、イライラするなぁ。



私は響夏の手を無理矢理引っ張り、裏口に入る。
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