双子の姉妹の マキとマイ
こうなれば、魔法でどうにかしよう!


そうよ!!


なんのための魔法使いなのよ!


私はバッと起き上がり指を鳴らした。


図書館までとんで行け!!










見事に何もおきなかった。


本当に見事なまでに変化なんてなかった。


私はあまりのショックに思わず声に出してさけんだ。


「な、な、な、なんでぇぇ!?」


いくら私が出来損ないだからって、こんな基礎中の基礎の魔法を失敗するなんてあり得ないわ!?


「マイ、忘れたの?あなたは今、魔力を封じられているのよ?」



私はその声に振り返った。



そこには呆れた顔をしたルルアが立っていた。
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