双子の姉妹の マキとマイ
そ、そうだった。


私は魔法を使えないんだった。


私はまたその場にヘナヘナと座り込んだ。


ルルアは私の横にきてしゃがみこみ、私の顔を覗き込んで言った。


「で?ちなみになんの魔法使うつもりだったの?」




私は頬をふくらまして言った。



「テレポーテーションして、図書館へ…」



ルルアがポカーンと口を開けて言った。


「は?マイが図書館??明日は雨がふるわ!!」


とんだ言われようです!!


そりゃ、私は図書館なんか大嫌いだけど…。


そりゃ、私は図書館なんて行ったことないけど…。
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