双子の姉妹の マキとマイ
私はそこから1人で家庭科室に行った。


食材は家の冷蔵庫から『物体瞬間移動』でここまではこんだ。


私はウインナーの袋を開け鼻歌交じりに、包丁をとりだした。


と、そのとき。


「マキ様ーーーーーー!!」


後ろから今までに感じたことのない重みを感じた。


あまりにびっくりして、声もでなかった。


持っていた包丁を床に落としてしまった。


私に抱きついた誰かは、手に力をいれる。


く、苦しい…。


今日はよく抱きつかれるわね。


いったい誰よ!?


私はどうにか力の入った腕から抜け出し、後ろを見た。


その瞬間、口を開けて固まってしまった。



え?な、んで?


「……ルルア?」


そう呼ばれた少女は満足そうに微笑み言った。


「はい、マキ様♪」
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