双子の姉妹の マキとマイ
そんなバカなことを考えてられたのも数分だけだった。


もう、宙の動きに目がはなせない。


試合開始のブザーがなった瞬間、敵チームの守りを抜いて、一点リード。


そこからもどんどん攻めていく。


え!?え!?え!?

な、なに、あのプレイ!!


どうやったらあんな角度からシュートできるの!?


私は試合に食い入るように見ていた。


「マイ……ここにいたの?」


え?

私はくるっと後ろを見た。


「マキ姉!……どうしたの?」


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