双子の姉妹の マキとマイ
ポタポタと流れ落ちる涙は、ふいてもふいても止まってれない。


ほら、なにやってるの私?


宙がこまってるじゃん。


私はうつむいた。


「マイ」



「……ふぇ?」





気づいたら宙の顔が目の前にあった。


そして、また気が付いたら宙の唇が私の額に優しく押し当てられてた。


「え?ちょ、宙??」


私は宙の行動が理解できなくて、宙の肩を押す。



でも、宙は離れてくれない。
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