双子の姉妹の マキとマイ
本当にさみしいのよ。


本当にただそれだけ。



私は響夏の横から離れるのが、さみしいの。


それ以外の感情なんてないの。



私はガバッと響夏からはなれると、手を差し出して笑いながら言った。


「響夏、手つなごうよ!」


「え!?いいけど、本当にどうしたの!?」


「つなぎたいの!!」


響夏は、うーーんと言いながら、手をつないでくれた。


あったかーい。


なんでこんなにあったかいんだろ。



「ねぇ、マキ?」


「ん?」


響夏は微笑みながら言った。
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