双子の姉妹の マキとマイ
その気持ちは絶対にマキ姉にも届いてるはずなのに。


私は急にさみしくなって、隣にいる宙を見上げた。


マキ姉が消えてから毎日考えてた。


マキ姉が黙って消えたのは私が宙と付き合ったせいだって。



怖くて頭がよくて不器用で、でもすごく優しいマキ姉。



私が宙と付き合ったことで、きっと言い出せなかったんだ。


でも!!


私はグッと拳をつくった。



ひどすぎる!!!


全部自分で決めるなんて!!



私はバカだけど、言ってくれればちゃんと考えたもん!!


絶対会ったら文句言ってやる!!


私は頬をふくらまして、ルルアの待つドアの前に立った。
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