双子の姉妹の マキとマイ

ルルアは円香ちゃんの顔を見た瞬間に
ホッとしたように微笑んだ。


……ちょっとまってよ。


私置いてけぼり！？


何で円香ちゃんを連れて行かなくちゃいけないかもよくわからないんだけど！


私はムーッと頬を膨らまして言う。


「いい加減説明してよ！！」

いつもならここで文句の一つや二つはあるのに、今回は機嫌が良いらしくルルアは微笑んで言った。


「人間界に来てすぐにお義姉様から手紙をもらっでしょう？あれに書いてたじゃない。宙と響夏以外の人間に正体がバレたら何があろうとも魔界に帰ってくるようにって」


私は目から鱗な状態で口をポカーンと開ける。


な、なるほど！！

確かにそうだった！！