双子の姉妹の マキとマイ
そこに婚約相手の気持ちなんか一切考慮されていなかったのに。
すごく人らしくなったよ。
だけど、これじゃあ予定が狂う。
当初の予定ではこのままお城に行って、マキ姉にはイルの婚約者として大人しくしてもらって、王位が受け継がれる前にお父様とお母様の説得をする予定だった。
でも婚約者がイルじゃなくなった場合、そう簡単に婚約破棄なんかできない。
このまま円香ちゃんに婚約者としてお城に行ってもらってもいいけど、悪魔界の貴族の名前を貸してもらってるいじょう、あんまり勝手なことをするわけにはいかないし……。
どうしよう!?
私はイルの顔をうかがいながら言う。
「どうしよう!やっぱり最初のまま、マキ姉にはイルの婚約者でいてもらうのが良いと思うんだけど…」
「…俺もそう思う。マキには大人しくしてもらわないと」
すごく人らしくなったよ。
だけど、これじゃあ予定が狂う。
当初の予定ではこのままお城に行って、マキ姉にはイルの婚約者として大人しくしてもらって、王位が受け継がれる前にお父様とお母様の説得をする予定だった。
でも婚約者がイルじゃなくなった場合、そう簡単に婚約破棄なんかできない。
このまま円香ちゃんに婚約者としてお城に行ってもらってもいいけど、悪魔界の貴族の名前を貸してもらってるいじょう、あんまり勝手なことをするわけにはいかないし……。
どうしよう!?
私はイルの顔をうかがいながら言う。
「どうしよう!やっぱり最初のまま、マキ姉にはイルの婚約者でいてもらうのが良いと思うんだけど…」
「…俺もそう思う。マキには大人しくしてもらわないと」