双子の姉妹の マキとマイ
はぁ!?


何だよそれ!!


俺がそんなことしたら怒るくせに、イルとはできるのかよ!?


意味分かんねぇー!!


「エマ??行くよ」


宙が気持ち悪い女声で、俺の仮名を呼ぶ。


俺はその声に返事をせずにあくまで上品に走ると、マキの手をつかんだ。


「え!?」


いつもは俺の方が目線が高いけど今はマイの魔法で身長を低くしているせいで、少し下からマキの顔を見上げる。


明らかに困惑の表情を浮かべてマキは困っている。


そんなマキを見つめながら俺は口を開く。


「私、もう少しマキ様といたい」


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