双子の姉妹の マキとマイ
「ほら、やっぱりブルーで正解ですよ」


俯いたままのマキに俺は微笑みかけて言う。


「マキ様の髪には絶対に淡いブルーです」



俺がそう言い切ると、マキの肩が一瞬揺れた。


あーー、可愛い。


やっぱりマキには淡いブルーが一番!


俺はニコニコと笑ったままマキを見つめていた。


でもいくらたってもマキは俯いたまま動かなかった。


?どーしたんだろ?


俺はヒョイっとマキの顔を覗いた。


「…え?」


マキは泣いていた。


閉じた目からポタポタと涙が落ちている。


え!?なんで!?


俺がオロオロとしていると、マキはペタッとその場に座り込んでしまった。


俺何したっけ!?


似合うって言っただけたよね!?
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