双子の姉妹の マキとマイ
マキは俺を見つめたまま、眉をしかめる。
「何で?」
「それはマキ様自身がそうなるようにしたからです」
「……そんなことしてないわ」
マキはだんだんとイライラしたように俺を睨みつける。
納得いかないんだろう。
自分の知らない考え方が。
でも、分かってもらわないといけない。
俺はグッとマキの両手を掴む手に力入れる。
「マキ様がマイ様を庇い甘やかすたびに、マイ様の変わるチャンスをマキ様が踏みにじってきたんです。マイ様が王家の娘としての自覚が足りないんじゃなくて、マキ様がそれを許さなかっただけです」
「…そんなことないわ」
「いいえ、それは自分が認めたくないだけです。マキ様はマイ様を同じ王家の娘として認めていなんじゃないですか?見下しているんじゃないですか?」
「そんなことないってば!!!」
マキは肩で呼吸をしながら、俺を睨みつける。
「何で?」
「それはマキ様自身がそうなるようにしたからです」
「……そんなことしてないわ」
マキはだんだんとイライラしたように俺を睨みつける。
納得いかないんだろう。
自分の知らない考え方が。
でも、分かってもらわないといけない。
俺はグッとマキの両手を掴む手に力入れる。
「マキ様がマイ様を庇い甘やかすたびに、マイ様の変わるチャンスをマキ様が踏みにじってきたんです。マイ様が王家の娘としての自覚が足りないんじゃなくて、マキ様がそれを許さなかっただけです」
「…そんなことないわ」
「いいえ、それは自分が認めたくないだけです。マキ様はマイ様を同じ王家の娘として認めていなんじゃないですか?見下しているんじゃないですか?」
「そんなことないってば!!!」
マキは肩で呼吸をしながら、俺を睨みつける。